仕事帰りの映画館

先日、半年ぶりくらいに映画館で映画を見た。

最近は仕事に行くのと帰ってくる日々だけで何か疲れてしまって、仕事後に映画を見て帰るだなんて考えられなかった。

あとは仕事が終わる時間が少し遅めなので、微妙に開始時間に間に合わなかったり、終了時間が終電に間に合わなかったり。

そんなこんなで職場と家の往復だけの毎日で、最近ふと何の為に生きてるんだろうか、とかちらついてしまう時もあったりして。

今までの経験上これはいかんと、時間休を使ってほんの少しだけ早上がりをして映画館に行った。

職場の最寄りからの道すがら携帯でチケットを購入して、やはり楽しみなのか心なしか気持ちが少し軽くなったような気がした。

映画館の最寄りの駅を小雨が振る中、これ位ならば大丈夫だろうと折畳み傘を出すのが億劫で少しばかり濡れながら足早に映画館に向かう。

今までは買うとしても飲み物くらいだったのだが、友人がポップコーンを買っている話を聞いてから私も試しにと1度買ってみてからは毎回映画館のお供としてポップコーンとドリンクのセットが定番となった。

私はいつも大体1番後ろの端っこの席に座る。

いつもあまりメジャーどころの作品を見に行く事も無いし、平日や遅い時間が多いので両隣に人が居るということがなく、映画館での時間をいつも心地よく過ごしている。

先日もいつもと同じ様に一番後ろの端の席をとって、ホットヨガで早めにお部屋に入って身体を温めるように、早めに席に着き気持ちを映画館に集中させて、幸せに浸りながらポップコーンを口に運ぶ。

予告が終わり始まる頃には4分の3は食べ、本編開始してあっという間に食べ終えていた。

まだまだポップコーン初心者なのか、食べ進めるペースが未だによく分からない。

昔友人と3人で映画を見に行った時、永遠にビッグサイズのポップコーンバケットが回ってきて、クライマックスの泣いてる時に回すなwとなったのを思い出した。

真ん中の人が持っておいて、両サイドの人間がつまむスタイルを提案したのだが採用されず、感動シーンでもポップコーンが回ってくる。

因みに私は左側の席で、泣きながらも回ってきたしなと、とりあえずポップコーンをつまんで隣に渡すが、戻ってくるペースがまぁ早い。

しかし、私のところで止めたら催促が来る。

思えばそれ以来ポップコーン買ってなかったな、と思い出した。
 

話を映画に戻すと、結構ハードというか痛いシーンだったり、暗かったりするシーンがある作品で、中盤頃から正直ずっと具合悪くなりながら見ていたのですが、気持ち的には時間を作っての久しぶりの映画館、凄くリフレッシュ出来た。

気持ち的にはリフレッシュ出来たのだけど、胸の当たりはずっと気持ち悪くて、お腹が減っていたはずなのに、何も食べたくないような胃もたれしているような感覚で帰路についた。

1度行くと予告を見た事で色々見に行きたくなるし、個人的には1度映画館に行くと映画づいてまた直ぐ行きたくなるもので。

今はサブスクでいつでもどこでも気軽に見れるのも凄い便利で良いけれど、映画館は映画館なりの体験としての良い時間が過ごせるので大切にしていきたいものです。

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